オーダーに関するご質問
発注の方法を教えて下さい。
- How to Orderのページをご確認ください。
お見積りについて
- いただいたオーダーフォームに基づきお見積書を作成します。
オーダーフォームに必要事項をご記入いただき、How to Orderのページよりお問い合わせください。
発注枚数の最小ロットについて
- 最小ロットにつきましては仕様により異なります。7インチおよび12インチは100枚から、カラー盤はサイズ関係なく500枚からご発注が可能です。
お支払いについて
- ・原則前金制となっています。
- ・銀行振込にてご入金をお願いします。クレジットカードでのお支払いは対応できませんのでご注意ください。
※振込手数料はご負担ください。
一度作成したレコードの再プレスにつきまして
- ・スタンパー盤の保管期間は、初回納品日から半年間になります。期間を過ぎると破棄します。
- ・スタンパー保管期限内での再プレスの場合は、原盤代がかかりません。
納期について
- 納期につきましては時期や仕様・数量によって異なりますので、オーダー確定のタイミングでお伝えさせていただきます。オーダーフォームには希望納品日をご記入いただけますが、ご希望に添えない場合がありますのでご了承ください。
音質確認の方法について
- テストラッカー盤送付
- ・エンジニアがカッティングしたテストラッカー盤をお送りします。
- ・基本的には通常のレコードと同様に再生可能ですが、通常のレコードよりも大きいサイズのため、お使いのレコードプレーヤーによっては再生できないことがあります。針圧調整ができない簡易的なプレーヤーの場合はラッカー盤を傷つける恐れがありますので、音の確認はお控えください。
- ・ご自身のサウンドシステムでご確認いただき、確認の結果をお知らせいただいた後、製作を進行します。
- ・ラッカー盤起因やカッティング起因については対応させていただきますが、それ以外の理由により再カッティングが必要な場合は追加料金が発生します。
- ・再カッティング代は、7インチの場合片面10,000円、両面15,000円で、12インチの場合片面15,000円、両面25,000円となります。
- ・細かい音の調整は出来かねますので、マスターの再入稿からお願いする場合がございます。
※カッティングの立ち合いについて
コロナ禍以降、カッティングの立ち合いに関しては中止させていただいています。
カッティングルームはどうしても密な空間になってしまうため、万全を期すために当面の間立会いでのカッティングはお断りしていますのでご了承ください。
ラッカー盤ご支給について
- ・他社カッティングスタジオで製造されたラッカー盤をご支給いただく場合は、事前にカッティングスタジオ名、支給日、テストプレスの送り先など必要情報をお教えください。
- ・ラッカー盤ご支給の場合はテストプレスをお出しさせていただきます。テストプレスのご納品日につきましては混雑状況により変動しますので、必ず事前に予定をご確認ください。
- ・ラッカー盤ご支給の場合、最小ロットはサイズに関係なく500枚からでお願いします。
- ・海外のカッティングスタジオからご支給される場合は、諸般の理由で再支給が必要な場合を考慮し、原則1面あたり2枚ご用意ください。
- ・製造工程上、弊社でカッティングを行う場合より納期に時間がかかる場合がありますのでご了承ください。
- ・ご支給いただくラッカー盤のサイズは製品の仕様に関わらず(7インチでも12インチでも)、14インチサイズでお願いします。
印刷物の仕様・校正確認について
- ・無償の簡易校正(PDFデータ校正・インクジェット校正)、有償の本機校正からお選びいただけます。
- ・校正確認の注意点については別途規約をご確認ください。
- ・紙や仕上げニスの変更、特殊仕様をご希望の方はお問い合わせ時に別途ご相談ください。
品番について
- 品番はその製品のタイトル等ではなく、製造工程内で管理するための番号になります。
注文いただく際に必須となりますので必ずご設定ください。
使用可能文字:英数字、ハイフン(-)
※10文字を超えるような長い品番はなるべくご遠慮ください。
(例:TOYO-001)
レコードに関するご質問
レコードは片面何分まで収録可能でしょうか?
- レコードの場合具体的な収録可能時間は存在しません。 溝を細くすれば収録面積内にたくさんの溝を刻めるため長く収録できます。 しかし、溝が細いほど音量は下がり、音飛びのリスクも上がります。 また音源内容によっても収録可能時間は異なります。 詳しくは《各仕様の弊社推奨収録時間》をご参考ください。
33 1/3回転と45回転の違いは何ですか?
この回転数とは1分間にレコードが何回転するかを表しています。当然45回転の方が速いスピードで回転しています。 回転は高速の方が安定しますし、1秒間に再生される溝が長くなりより繊細に表現できるため、再生クオリティの向上に繋がります。その分、収録可能時間は制約されます。 33 1/3回転の場合には回転スピードが遅い分、45回転よりも収録時間を長くできます。その分、音量や繊細さは制限されます。 一般的には、シングルは45回転、アルバムは33 1/3回転が好ましいとされています。
詳しくは下の仕様の弊社推奨収録時間をご参考ください。各仕様の弊社推奨収録時間
回転数 7インチ 12インチ 33回転 片面6分まで 片面20分まで 45回転 片面4分まで 片面11分まで
レコードの外周部と内周部では音質が違うと聞いたのですが、本当でしょうか?
- 本当です。 レコードの内周でも外周でも1回転に要する時間は同じですが、溝が刻み込まれる面積(情報量)は外周部の方が大きいため、その分音質もすぐれています。 特に内周部は高域が減衰しやすいため、昔はダイナミクスの大きい激しめの曲は1曲目に、バラードなどの静かな曲は内周部に、というように曲順が設定されていました。
うまく再生できない、再生はできるが音がおかしいのですが
- 再生環境(針、プレーヤー、アンプ…etc)で音が変わってきます。また、プレーヤーの針圧等の設定も各機材の取扱説明書に基づいて確認してみてください。 なお、レコードを乗せるターンテーブルのサイズが12インチに満たないプレーヤーの場合、再生不良・音の歪み・針飛び等を起こす可能性があります。
7インチのスモールホールとドーナツホールは何が違いますか?
- 由来としては、ドーナツホールはジュークボックスにセットするために穴を大きくしたものです。ドーナツホールは、再生の際にアダプタが必要となります。 今ではジュークボックスに使用することはほとんどありませんが、「シングルと言えばドーナツ盤」という考え方は依然見受けられます。 音の違いは全くないといって差し支えありません。料金も変わりません。
12インチ通常盤と重量盤の違いは何でしょうか?
- 使用している塩化ビニル材料が通常盤は約140g、重量盤は約180gとなっています。 重量盤は自身の重みによって、通常盤よりも回転が安定し、その結果再生クオリティが向上します。
マスター音源で対応しているメディア形式は何ですか?
マスター音源は以下のメディアに対応しています。
- ・データ(WAVファイルなど)※16bitもしくは24bit推奨、32bitは不可
- ・オーディオCD / DAT(16bit 44.1kHz / 48kHz)
- ・1 / 4 Analog Tape (Speed 15 ips or 30 ips)
- ・Half Inch Analog Tape (Speed 15 ips or 30 ips)
※音源の入稿方法について
LPの場合、片面の中に異なるデータ形式(bit/hz)があるとシステムの関係上作業ができませんので、統一したデータ形式での入稿をお願いします。
例)片面4曲の場合
A1,2 は44.1khzでA3.4は48khz →NG
A1.2 は16bit/44.1khzでA3.4は24bit/44.1khz →NG
A面1-4は48khz、B面1-4は96khz →OK
*各面ごとにデータ形式が統一されていればAB面でデータ形式が異なっていても問題ありません。[推奨事項]
- ・96kHz、192kHzなど高周波帯域が収録されたハイレゾ音源については、カッティング時にノイズの起因となる可能性があります。またヘッドルームにある程度余裕を持った音源でのご入稿を推奨します。
- ・データでのご入稿の際、ファイル名に全角文字の使用はお控えください。半角英数字のみで命名したファイルのご送付をお願いします。
- ・CD-Rのレコーディングに際しては高品質ブランドを使ってください。
- ・データをメディアに入力する際、「書き込み速度」はオーディオ用に適切なスピードで行ってください(1対1が理想)。
- ・レコーディング後、試聴して確認してください。
- ・メディアの扱いには気をつけてください(硬い鉛筆などはディスクの表面を損傷するので、CD用フェルトペンのみを使用するなど)。
- ・ディスクの表面はきれいにし、物理的損傷を防止してください。
マスター音源の注意点はありますか?
レコードの仕上がりをベストなものにするために、以下の点にご注意ください。以下の点に注意していただければ、すばらしいレコードを作ることができます。
- ・収録時間に記載された推奨時間をなるべく超えないようにしてください。これを超える場合は、レコーディングのレベルとダイナミクスを低下させてしまいます。逆に、高いレコーディングレベルを求めるためには、収録時間はできるだけ短くする必要があります(推奨収録時間を参照してください)。
- ・レコードの録音と再生の状態は、レコードの外側(1曲目)ほど条件が良好です。レコードの中心(ラベル)に向かって直径が短くなるほど条件は悪くなります。そこで、お勧めの曲や音質的に高いレベルを求める曲は、なるべく外側に置くようにしてください。
- ・過度に高域を使用した音源(過度にキーンという音など)は使用しないようにしてください。
- ・レコードの大きな特性の一つとして、マスター音源の低域と高域のボリュームが過度に大きい部分は、レコードには向いていません。マスター音源の周波数特性をチェックすることをお勧めします。
- ・300Hz以下の過度な「逆相」成分はカットされることになります。
- ・自然音からかなり異なった音をレコーディングする場合、レコード・カッティングの過程で、音の変化が生じる危険があります。例えば、プロセッサーやエフェクト処理されたヴォーカルに生じることがあります。
- ・再生結果については、リスナー・サイドでの再生設備の品質、技術状態、調整にも依存しています。
ラッカー盤の取り扱いについて
- ・ラッカー盤はレコード盤よりも材質が柔らかく傷が付きやすい為指紋等がつかない様、取り扱いには十分ご注意ください。 また、レコード盤に比べ溝の摩耗が早いため、10回以上再生すると顕著にノイズは増えて音質は劣化していきます。
- ・少ない再生回数でのご確認をお願いします。検聴後は、なるべく早めのご回答をお願いします。
- ・スピーカー内蔵型の簡易プレーヤー(針圧の調整が効かないオートリターン機能付のプレーヤー等)は、正常に再生できない可能性があるためご使用はお控えください。 また、針圧やアームの設定が適正でない場合や、ターンテーブルが水平に設置されてないと、針飛びの可能性が高くなります。
- ・ヘッドホンでの確認は必要以上にノイズが目立つ傾向にあるのでご使用はお控えください。
- ・盤面に水やクリーナー等を使用すると、盤面を痛めてしまいノイズの原因となります。
- ・DJプレイのような頭出し、スクラッチプレイ等も溝が消耗しノイズの原因となります。
上記の通り、盤面に傷がついてしまった場合は修復する事は不可能ですので取り扱いには十分ご注意ください。
印刷物に関するご質問
ジャケットカバーのA式とE式の違いは何でしょうか?
- まず、Aはアメリカ式、Eはヨーロッパ式になります。 A式は、印刷した薄紙を厚紙のボディーに貼り付ける二重構造です。E式は、厚紙に直接印刷する構造になります。 一般的には剛性が高く、紙質の選択肢も多いA式が選択されます。 E式は紙厚が薄めのため、その分開口部が柔軟ですのでレコードの出し入れがしやすく、DJからE式が好まれることもあります。
※7インチジャケットはE式のみ
印刷物の入稿データはどのように作ったらよいですか?
以下の基準に従ってデータを作成してください。
[入稿データに関する必要事項]
- ・各種テンプレートはこちらよりダウンロードしてください。
- ・画像データのカラーモードはCMYKを推奨します(RGBも可能ですが、変換が必要なため色味が変わってしまうことがあります。カラープロファイルの埋め込みがないRGB画像はカラープロファイルJapan Color 2001で変換します)。
- ・画像データは原寸大で解像度400ppi(線画等の1bit画像は原寸大で1200ppi)を推奨します。
- ・全ての印刷材料は、仕上がり寸法に裁ち落とし分を加えて、大きく製版する必要があります。 背景に画像や色を入れる場合は、裁ち落とし分の塗り足しが必要になります。塗り足し寸法は作る部品によって異なりますので、テンプレートをご参照ください。
- ・レーベル面デザイン中には(1)品番(2)AB面(3)回転数(4) STEREO/MONO (5)「made in Japan」などの原産国を表記してください。
[入稿データの作成について]
- ・Illustrator・InDesign・Photoshopで作成することを推奨します。
- ・Illustrator・InDesignデータをフォント未アウトラインで入稿する際は使用フォントも添付してください。
- ・Illustrator・InDesignデータでリンクを埋め込まずに入稿する際はリンクデータも添付してください。
- ・Illustrator・InDesignで作成された場合、入稿データとは別にPDFを添付してください(データ確認用として使用します)。
[入稿データの送付]
How to Orderをご確認いただき、データを送付ください。- ・ファイルは全て圧縮してください。
- ・Windowsで作成したデータは、機種依存文字を使ったファイル名はお控えください(文字化けします)。半角英数字のみで命名するのが安全です。またファイル名には必ず拡張子をつけてください。
弊社の音源管理について
東洋化成のレコード事業は、昭和34年の創業以来、日本の音楽産業を支え続けています。コンテンツビジネス一般において著作権や原盤管理の重要性が指摘される今日、東洋化成は国内随一のレコード工場として、お客様の音源管理に特に注意を払っています。欧米のレコード工場で頻出する「海賊盤の流出事故」などは、当社では1件も報告されていません。「安心の東洋化成ブランド」は、メジャー、インディーを問わず多くのお客さまより高い評価をいただいています。今後も徹底した音源管理を進めてまいります。